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全国エリア別 電源構成

日本の電源構成は、地域によって大きく異なります。LNG火力の比率が高いエリア、石炭火力を中心とするエリア、原子力や再生可能エネルギーの比率が高いエリアなど、それぞれに特徴があります。

本ページでは、全国10エリア(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄)の電源構成を、LNG・石炭・石油等・原子力・再エネ等に分けて比較しています。
電源構成を知ることは、各地域の電力供給の特徴だけでなく、燃料価格や原子力発電所の稼働、再エネ出力などがJEPX(日本卸電力取引所)の市場価格にどのような影響を与える可能性があるのかを考えるうえでも重要です。エリアごとの特徴とあわせて、注目したい燃料・市場指標も掲載しています。

2025年度 全国10エリアの電源構成
エリア LNG 石炭 石油等 原子力 再エネ等 注目する燃料価格
北海道 7.8% 41.3% 4.6% 13.4% 32.9% 石炭・LNG・原油
東北 27.2% 35.7% 0.5% 4.5% 32.1% 石炭・LNG
東京 55.4% 22.0% 2.4% 4.8% 15.4% LNG・石炭
中部 46.4% 24.7% 0.6% 9.3% 19.0% LNG・石炭
北陸 8.8% 51.1% 1.8% 26.8% 11.5% 石炭・LNG
関西 24.7% 18.6% 0.3% 34.4% 22.0% LNG・石炭
中国 11.4% 44.5% 2.3% 9.4% 32.4% 石炭・LNG
四国 4.7% 51.4% 1.8% 16.0% 26.1% 石炭・LNG
九州 8.8% 29.9% 3.7% 27.9% 29.7% 石炭・LNG・原油
沖縄 20.9% 57.5% 10.0% 0.0% 11.6% 石炭・LNG・原油

北海道エリア

LNG
7.8%
石炭
41.3%
石油等
4.6%
原子力
13.4%
再エネ等
32.9%
石炭火力が41.3%と高く、石炭価格の動向が重要です。再エネ等も32.9%を占め、火力と再エネが併存しています。
注目指標:API2石炭・JKM(LNG)・原油

東北エリア

LNG
27.2%
石炭
35.7%
石油等
0.5%
原子力
4.5%
再エネ等
32.1%
石炭35.7%、LNG27.2%と火力電源が分散しています。再エネ等も32.1%と高く、燃料価格と再エネ出力の双方が重要です。
注目指標:API2石炭・JKM(LNG)

東京エリア

LNG
55.4%
石炭
22.0%
石油等
2.4%
原子力
4.8%
再エネ等
15.4%
LNGが55.4%と非常に高く、LNG火力が中心です。JKMと米ドル/円は火力発電コストを見るうえで特に重要です。
注目指標:JKM(LNG)・米ドル/円・API2石炭

中部エリア

LNG
46.4%
石炭
24.7%
石油等
0.6%
原子力
9.3%
再エネ等
19.0%
LNGが46.4%を占め、LNG火力への依存度が高い構成です。石炭も約4分の1を占めています。
注目指標:JKM(LNG)・API2石炭・米ドル/円

北陸エリア

LNG
8.8%
石炭
51.1%
石油等
1.8%
原子力
26.8%
再エネ等
11.5%
石炭が51.1%と過半を占めます。原子力も26.8%と高く、石炭市況と原子力稼働の双方が重要です。
注目指標:API2石炭・原子力稼働状況

関西エリア

LNG
24.7%
石炭
18.6%
石油等
0.3%
原子力
34.4%
再エネ等
22.0%
原子力が34.4%と高く、燃料価格だけでなく原子力発電所の稼働状況も重要です。
注目指標:原子力稼働状況・JKM(LNG)・API2石炭

中国エリア

LNG
11.4%
石炭
44.5%
石油等
2.3%
原子力
9.4%
再エネ等
32.4%
石炭が44.5%と高い一方、再エネ等も32.4%を占めています。石炭市況と再エネ出力の双方が重要です。
注目指標:API2石炭・JKM(LNG)

四国エリア

LNG
4.7%
石炭
51.4%
石油等
1.8%
原子力
16.0%
再エネ等
26.1%
石炭が51.4%と過半を占めます。原子力も16.0%あり、石炭価格と原子力稼働に注目です。
注目指標:API2石炭・原子力稼働状況

九州エリア

LNG
8.8%
石炭
29.9%
石油等
3.7%
原子力
27.9%
再エネ等
29.7%
石炭・原子力・再エネ等がそれぞれ約3割を占める分散型です。再エネ出力や出力制御も重要になります。
注目指標:API2石炭・原子力稼働状況・再エネ出力

沖縄エリア

LNG
20.9%
石炭
57.5%
石油等
10.0%
原子力
0.0%
再エネ等
11.6%
石炭57.5%、LNG20.9%、石油等10.0%と火力中心です。燃料価格と為替の影響に特に注目したいエリアです。
注目指標:API2石炭・JKM(LNG)・原油・米ドル/円
出典:電力広域的運営推進機関(OCCTO) 「2026年度供給計画の取りまとめ」 図3-6「2025年度のエリア別発電電力量(送電端)の比率」を基に作成。
※「再エネ等」は一般水力・揚水・太陽光・風力・その他・その他新エネルギー等をまとめて表示しています。
※各比率は四捨五入のため、合計が100.0%にならない場合があります。
※電源構成だけでJEPXエリアプライスが決まるものではなく、需要、再エネ出力、発電所停止、連系線制約、燃料価格など複数の要因が市場価格に影響します。
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未来のエネルギーを、今こそ本気で考える

エネルギー資源が限られた日本において、私たちがこれまでと変わらぬ豊かな暮らしを続けていくためには、新しい電力の「つくり方」と「使い方」を真剣に見直す必要があります。 環境への負荷を最小限に抑えながら、持続可能なエネルギー社会を実現する――それは国や企業だけでなく、私たち一人ひとりが取り組むべき課題です。 今こそ、再生可能エネルギーの可能性に目を向け、賢く選び、スマートに使う。その選択が、次の世代の未来を支える力になります。

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