新電力ランキング(2024年8月供給実績) TOP100

2024年8月供給実績ランキング（2024年12月発表）

2024年8月の電力供給実績ランキングを公開しました。今年の夏は記録的な猛暑となり、政府による補助金の影響もあり、全国的に電力需要が急増しました。こうした状況のなかで、新電力各社がどのように供給を伸ばしたのか、そしてランキングにどのような変動があったのかをご紹介します。

本ページでは、全国の小売電気事業者を対象に、総合供給実績のほか、特別高圧・高圧・低圧の各区分別TOP100を掲載。電力会社の選定や契約の見直しを検討している法人・個人の皆さまにとって、信頼性や実績を把握する有益なデータとなっています。ぜひ、最新の電力市場動向をご確認ください。

総合実績TOP100

こちらでは、2024年8月時点の電力供給実績に基づく総合ランキングTOP100社をご紹介しています。「総合実績」とは、特別高圧・高圧・低圧の3つの電力区分の供給量を合算した指標であり、各電力会社の供給能力や市場での存在感を総合的に評価できるデータです。

今回のランキングは、供給実績のある全国の小売電気事業者483社を対象としており、法人から家庭向けまで幅広いニーズに応える企業がどのような実績を持っているのかを可視化しています。電力会社の比較や契約先の見直しを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

特別高圧TOP100

特別高圧とは、供給電圧が20,000ボルト以上、契約電力が2,000kWを超える大口需要家向けの電力契約区分です。主に大型の工場や商業施設、産業用インフラ設備などで使用されており、電力の安定供給が求められる現場で活用されています。

2024年8月時点で、この特別高圧電力の供給実績が確認された新電力会社は全国で137社にのぼりました。大規模な電力契約を検討している企業にとって、こうした供給実績は電力会社の信頼性や供給体制を見極める重要な指標となります。

高圧電力TOP100

高圧電力は、供給電圧6,000ボルト以上、契約電力が50kW超〜2,000kW以下の範囲に該当する電力契約で、オフィスビルや医療施設、中小規模の工場・商業施設など、法人需要家を中心に広く利用されています。

2024年8月時点では、高圧電力を供給している新電力会社は全国で406社に達しており、選べる電力会社の選択肢がさらに拡大しています。電気料金の見直しや契約先の変更を検討している事業者にとって、供給実績をもとに信頼性の高い電力会社を比較・検討することがコスト削減への第一歩となります。

低圧電力TOP100

低圧電力とは、供給電圧が200ボルト以下、契約電力が50kW以下の契約区分で、主に一般家庭や小規模事業者を対象としています。契約形態としては、照明や家電製品などに使用する「電灯契約」と、エアコンや業務用機器などの動力設備に用いる「動力契約」の2つに大別されます。

2024年8月時点で、低圧電力の供給実績がある新電力会社は全国で391社にのぼり、家庭や事業者にとっての選択肢が非常に多様化しています。電気料金の見直しや契約先の変更を検討している方にとって、供給実績は信頼性の高い電力会社を選ぶための重要な指標となるでしょう。

まとめ

2024年8月の供給実績ランキングにおいても、東京ガス・エネット・丸紅新電力の3社が引き続きトップ3をキープしており、依然として強固なシェアを維持しています。一方で、4位・5位の順位は入れ替わり、このエリアでの上位争いは依然として激化している状況です。

近年では、電気料金の高騰を背景に、これまで新電力への乗り換えに消極的だった家庭や企業でも、契約見直しの動きが加速しています。「電気代が高い」と感じている方は、供給実績や信頼性のある電力会社を比較検討することで、大きなコスト削減に繋がる可能性があります。この機会にぜひ一度、電力契約の見直しをご検討ください。

関連記事

新電力ランキング(2024年7月供給実績)

2024年7月供給実績ランキング（2024年11月発表） 毎月恒例となっている小売電気事業者の供給実績ランキング、今回は2024年7月分の最新データをご紹介します。7月といえば、冷房需要の増加により電力消費が一気に高まる時期。6月と[…]