新年度！新電力ランキング(2024年4月供給実績)

2024年4月供給実績ランキング（2024年7月発表）

【2024年4月版】電力供給実績ランキング公開！低圧・高圧の動向と注目のTOP100を一挙紹介
今月も最新の小売電気事業者による供給実績ランキング（2024年4月分）をお届けします。4月は、法人を中心に電力契約の更新が多く発生するタイミングであり、低圧・高圧いずれの部門も供給実績に大きな変動が見られる季節です。2024年3月からの推移を比較しながら、各社の動きをチェックしてみてください。

また、これまで低圧の供給実績はTOP30までの掲載でしたが、「もっと見たい！」という読者の声にお応えして、今回は低圧ランキングTOP100を一挙に掲載！電力会社の選定や契約見直しを検討されている方にとって、有益な情報源となるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

総合実績TOP50

2024年4月時点で供給実績のある全国の小売電気事業者471社を対象に、特別高圧・高圧・低圧の3区分を合算した「総合供給実績ランキングTOP50」を公開します。このランキングは、企業向けから一般家庭向けまで、幅広い電力需要に対応する各社の供給力を総合的に評価したものです。信頼できる電力会社を選びたい方や、契約先の見直しを検討中の方にとって、有益な比較データとなっています。電気代削減や最適な電力プラン選びの参考に、ぜひご活用ください。

2024年4月の電力供給実績に基づく総合ランキングでは、上位3社は東京ガス・エネット・大阪ガスが引き続き安定した供給力を維持し、不動のトップ3をキープしています。一方で注目すべきは、丸紅新電力の躍進です。特別高圧分野での供給量を大きく伸ばし、前月から順位を上げて総合4位にランクイン。大規模需要家への供給実績を強化した結果、存在感を一気に高めています。

特別高圧TOP50

特別高圧電力は、供給電圧20,000V以上・契約電力2,000kW以上の大口需要に対応する電力区分で、主に大規模商業施設や大規模工場、物流拠点などで利用されています。2024年4月時点では、この特別高圧の電力を供給している新電力会社は全国で118社にのぼり、多様な選択肢があるのが特徴です。設備規模が大きくなるほど電力コストが経営に与える影響は大きく、契約先の見直しによって大幅なコスト削減が実現する可能性もあります。

高圧電力TOP50

高圧電力は、供給電圧6,000V以上・契約電力50kW超〜2,000kW以下の範囲に対応する電力区分で、主にオフィスビルや医療機関、中規模の製造工場などで利用されています。2024年4月時点で、この高圧電力を供給している新電力会社は全国に395社存在しており、法人向けの電力契約として豊富な選択肢がある状況です。電気料金の見直しやコスト削減を検討する企業にとって、比較・乗り換えの検討材料として注目されています。

低圧電力TOP100

低圧電力は、供給電圧200V以下・契約電力50kW以下の需要に対応する電力区分で、主に一般家庭や小規模店舗、事務所などで利用されています。契約は主に「電灯契約（家庭用・店舗用の照明・家電など）」と「動力契約（空調機器や冷蔵設備などの動力用途）」の2種類に分かれており、使用目的に応じて選択されます。2024年4月時点で、低圧電力を供給している新電力会社は全国に382社あり、電気料金の見直しや切り替えを検討する方にとって、幅広い選択肢が揃っています。

まとめ

新年度を迎え、特別高圧および高圧の電力供給実績ランキングでは、大きな順位変動が見られました。企業の契約更新が集中する時期ということもあり、各社の供給状況に明確な差が表れています。一方で、家庭や小規模事業者向けの低圧分野では大きな変動は見られませんでしたが、今回はご要望にお応えして低圧ランキングTOP100を初公開。
これまであまり知られていなかった新電力会社がランクインしており、新たな選択肢を見つけた方も多いのではないでしょうか。今後もさらに多くの新電力を紹介してまいりますので、ぜひ引き続きチェックしてみてください。

関連記事

一挙公開！新電力ランキング(2024年3月供給実績)

2024年3月供給実績ランキング（2024年5月発表） 毎月、資源エネルギー庁が公表している電力の需要実績データをもとに、新電力のランキングをお届けしています。ただ、「自分の契約している地元の電力会社がランキングに載っていない」「順[…]